能登半島地震の被災地支援のため、済生会本部から職員支援要請を受け、松本由希看護師がすぐに手を挙げ、2月29日~3月14日まで石川県済生会金沢病院で支援活動を行ないました。

石川県済生会金沢病院は、能登地方の被災病院からの患者様を受け入れています。

松本看護師は、内科・コロナ病床・CCU病棟で入院患者様の身体清拭、入浴・シャワー、体位交換、おむつ交換、点滴、コール対応などを行ないました。

ある日、被災された患者様が、自分はどこに帰るのだろうか、といった不安を口にされたことがありました。震災から時間が経ち、当時のこと、これからの不安な気持ちをお話しされる患者様が増えてきていました。都度、手を止めて、思いを受け止め傾聴するように心がけました。

また、自身が被災されながらも患者様を懸命に支える病院職員の皆さんの強さを目の当たりにして、自分がつらい思いをしている時でも、一人ひとりに優しく仕事に向き合いたいと改めて実感した、と思いを語りました。