病院長あいさつ
病院長あいさつ
済生会は明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと1911年に設立され現在、全国83の病院をはじめ介護老人保健施設や児童福祉施設など約400施設を有する日本最大の社会福祉法人です。当院は1961年1月の開設以来、境港市唯一の総合病院として行政と連携しながら地域医療に取り組んできております。高齢化の著しい当地域において夜間、休日問わず二次救急指定医療機関として年間1000台以上の救急搬送を受け入れるなど急性期医療に注力している一方、鳥取大学病院等で治療を受けられた後の経過観察やリハビリなどの後方支援の役割を担うなど幅広い医療を展開しております。さらには医療の必要な要介護者の長期療養、生活施設を目的とした介護医療院を院内に併設しております。
病院はフローレンス・ナイチンゲールの『病院覚え書』にもあるように安心、安全な医療を提供しなければなりません。そのためにはチーム医療が必須であり当院はそこに重点を置くことで全人的医療を実践しております。
今後、2040年問題を念頭に医療機関の機能分化および連携がこれまで以上に必要となってきます。当院の特徴、専門性を発揮した上で、他医療機関と密に連携することで存在意義を一層高めていきたいと思います。
引き続き地域に密着した医療機関として信頼されるよう努力してまいる所存です。
病院長 佐々木 祐一郎
経歴
鳥取県大山町出身、川崎医科大学医学部卒業、鳥取大学医学部大学院医学系研究科修了(博士)。1994年鳥取大学第二内科(現・消化器腎臓内科学)入局後、関連病院にて勤務。2002年鳥取県済生会境港総合病院入職、2021年~同病院長。
日本消化器病学会専門医・指導医(中国支部評議員)、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医(中国支部評議委員)、鳥取大学消化器内科連携診療教授。