ピンクリボン
乳がんについて

乳がんは11人に1人がかかると言われており、その数は年々増えています。早く見つけて治療するとほとんどが治ります。マンモグラフィは、しこりとして触れられないくらい小さい病変を発見することができるので、自覚症状がないうちから定期的に乳がん検診を受けることをお勧めします。

マンモグラフィ機器

マンモグラフィとは

乳房専用のレントゲン検査です。乳腺を広げて圧迫しながら撮影します。十分に圧迫することで異常が見つけやすくなったり、被ばく線量が減ったりします。検診では左右合わせて2枚、もしくは4枚の撮影をします。

トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)撮影について

検査時間

10分から15分ほどです。
(乳房を圧迫する時間は1枚につき15~30秒程度)

気になる症状がある方

乳房のしこり、痛み、ひきつれ、乳頭からの血が混ざったような分泌物など、すでに気になる症状がある方は外科受診をお勧めします。

注意事項

1.ペースメーカーやVPシャントが体内に入っている
2.妊娠中
3.授乳中
4.豊胸手術をした

上記にあてはまる方は検診でのマンモグラフィ検査を受け付けておりません。気になる症状があれば外科外来にご相談ください。その他ご不明な点は、予約時におたずねください。

Q&A

Q.何歳から検診を受けたら良いですか。

A.国は40代以上から乳がん検診を受けるように推奨しています。しかし、乳がんにかかる人は30代から増えはじめますので、検診対象ではない方も月に1回セルフチェックを行って下さい。

セルフチェックの方法はこちら

Q.検査費用はいくらかかりますか。

A.自治体が行う住民検診であれば市町村からの補助があります。詳しくはお住まいの市町村におたずねください。住民検診の対象年齢ではない方の場合、当院では6,070円です。

Q.マンモグラフィは痛いと聞きますが本当ですか。

A.個人差はありますが圧迫板で挟まれている間は痛みを感じます。
マンモグラフィ撮影では、乳房を挟んで撮影します。これは乳房内(乳腺)の重なりを少なくするためです。また、乳房の厚さを薄くすることで被ばくを減らすことができます。圧迫することはとても大事なことですので、ご協力お願い致します。

Q.胸が小さいのですが検査はできますか。

A.小さいからといって検査ができないということはありません。マンモグラフィでは、乳房(乳腺)を引き伸ばして撮影します。

Q.授乳中ですが検査はできますか。

A.当院では乳がん検診をお断りしています。授乳中のマンモグラフィは乳腺濃度が上昇し、病変があった場合に見えにくくなることがあります。授乳中で気になる症状がある方は、外科外来にご相談ください。

Q.生理中に検査できますか。

A.生理中でも検査は可能ですが、生理が終わってから3日~10日の乳腺が柔らかい時に行うのがお勧めです。生理中は乳腺が女性ホルモンの影響を受けて硬くなり、普段よりも痛みが強かったり乳腺で隠れてしまう所が増えてしまうからです。

Q.どんな人が乳がんにかかりやすいのですか。

A.以下の条件に当てはまるとリスクが高いと言われています。

  • 出産経験がない
  • 初潮が早い
  • 閉経が遅い
  • 家系内に乳がんの患者さんがいる
  • ホルモン治療をしていた     など

問い合わせ

健診センター  0859-42-3164
受付時間    平日 10:00 ~ 17:00
(午前中は混みあいますので、予約対応にお時間がかかる場合がございます)