医療安全管理室
概要
平成14年に医療の質と安全を担保するために医療安全管理室が設置されました。患者さん、ご家族が安心して医療が受けられるよう医療事故防止に向けて全職員で取り組む体制を整えています。
構成員、組織図
- 医療安全管理室長 医師(兼務)1名
- 医療安全管理者 看護師長(専従)1名
主な活動内容
- 医療事故発生時の対応
- インシデント・アクシデント報告書の管理(集計・分析・対策立案・評価)
- 医療安全に関わる研修会の企画運営と職員への啓蒙活動
- 医療安全に関する情報提供(ニュース等の発行、事例報告、注意喚起)
- 院内巡回、各部署の安全対策の状況把握と指導
- 医療安全に関わる委員会の参加
- 医療安全に関わる患者相談窓口の担当
(相談窓口は外来受付左側にあります)
安全活動の実際
年間報告の分類
研究発表実績
第17回 日本医療マネジメント学会鳥取支部学術集会 2演題発表
- 転倒転落予防チームでの取り組みと課題
医療安全推進チーム会 理学療法士 山崎紘之助 - コロナ禍における看護部リスクマネージャーに主体性を持たせたKYT研修の取り組み
医療安全管理室 先東 理恵子
医療安全推進チーム会の活動について
- 患者確認チーム
患者間違い防止の為、外来患者さんはフルネームと生年月日、入院患者さんはリストバンドでの確認を実施しています - 薬剤の安全確認チーム
6R(正しい患者、正しい薬剤、正しい量、正しい時間、正しい投与経路、正しい目的)と指差し声出し確認の定着をはかり、薬剤関連のインシデント低減を目指しています - 転倒転落チーム
患者さんの状態に合わせたベッドサイドの環境設定を多職種で実施し、転倒・再転倒予防のためにラウンドを行なっています。
週1回カンファレンスを行ない、それぞれの活動やインシデント報告の再発防止について話し合います。また11月の医療安全推進週間では院内ラウンドとチーム活動の展示を行ない、安全意識の向上に努めています。
医療安全に関わる研修会の開催(令和元年度実績)
- 当院の医療安全管理体制、医療安全の基本的な考え方(新規採用職員)
- 安全な業務を行うために、インシデント・アクシデント報告(新人看護職員)
- 医療ガス研修会
- 注射薬剤のリスクマネジメント
- 事例からみた不法行為と医療過誤(全職員)
- トリロジー説明会
- 輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱い
- チームで関わる転倒予防
- モニターアラームの安全管理
- Wチェックの必要性
- 離床センサーの正しい使い方
- 誤接続防止コネクターの導入について
- 個人情報漏洩、同意書の不備について(全職員)
その他の取り組み
各部署でのKYT研修について
部署のリスクマネージャー(安全担当者)が中心となってKYT(危険予知トレーニング)研修を毎年開催し、危険に対する感性を高め、事故の未然防止に努めています。