診療放射線科
撮影機器紹介
当科では様々な撮影装置を用いて身体各部の検査を行い、診断・治療に役立つ画像を提供しています。
ここでは、各撮影装置を用いた検査を紹介します。
X線を用いる検査においては、適切な撮影条件で被曝低減に努めています。
CT(Canon:CT Aquilion Prime SP)
CTとは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略で、X線を使って人体の中を断面像として得ることができる装置です。
当院では2021年に新たに80列マルチスライス型CT装置を導入しております。
この装置は1スキャンあたり最大80枚の画像をつくることが出来るため、短時間の息止めで広範囲の撮影も可能になります。0.5mmの間隔で画像を作成できるため、ごく小さい病変も描出可能です。
また最新の画像処理により以前の装置より低線量で高画質の画像を得ることができ、造影剤も少なくすることも可能になりました。
得られた情報を再構築することにより、内臓や血管、骨などの3D画像も作成できます。
また、通常より更に被ばくを抑えた低線量肺がんCTも当院健診にて行っております。
また、地域の医院さまからのCT検査の依頼もお受けいたします。
連絡先 病院代表 TEL:0859-42-3161 放射線科宛
MRI(Siemens:MAGNETOM Avanto
MRIとは(Magnetic Resonance Imaging)磁気共鳴画像の略で強い磁気と電波を利用して体内の状態を断面像として描写する検査です。
特に脳や脊椎,四肢,子宮・卵巣・前立腺といった骨盤内の病変に関して優れた検出能力を持っています。
当院では開口部が広い1.5テスラ装置を使用しており、閉所恐怖症の方にも優しい装置となっております。
MRIは様々な角度から撮影ができ、CTと違い放射線による被ばくがなく、小児や健常な方も安心して検査を受けることができます。 また、造影剤を使わずに血管を描出することが出来ます。
しかし、強い磁場を使っているため、CTではない制限や注意事項があり、ペースメーカーなど埋め込み式の金属がある場合など、検査が出来ない場合があります。検査時間は15~40分程度かかります。
脳ドックも当院健診にて行っております。
また、地域の医院さまからのMRI検査の依頼もお受けいたします。
連絡先 病院代表 TEL:0859-42-3161 放射線科宛
X線透視
胃検診、胃腸透視、内視鏡検査の補助などの、主に消化器系の検査を中心に行います。
多目的X線透視
透視下で、体内へのチューブ挿入や交換、骨整復などを行います。血管造影やIVRも可能です。
一般撮影
X線を用いて人体を透過することで、胸部や腹部や骨など様々な部位を撮影できます。
乳房撮影(Canon:Pe・ru・ru)
乳房撮影(マンモグラフィ)は専用の装置で乳房を圧迫してX線撮影をする検査です。外科診療における検査や検診を行います。
当院では2018年からトモグラフィ(断層3D)撮影対応の装置を導入しています。これにより乳房の断層画像を撮影できるため、より細かく検査することができるようになりました。3D撮影は検診でも追加可能ですので、詳しくは健診センター受付まで、もしくは下記の連絡先までご連絡ください。
検査時間は約15分、また乳房を圧迫する時間はそれぞれの撮影方向で10秒程(3D 撮影は約15秒)です。備え付けの更衣室で専用のケープを羽織っての検査になります。
なお、当院の装置は「NPO法人日本乳がん検診制度管理中央機構」の精度管理・画像基準をみたす施設認定を受けています。また撮影は女性技師が担当いたします。
健診センター連絡先
人間ドック予約専用電話 0859-42-3164
健診センター電話(直通) 0859-42-3164
骨密度検査(hologic:Horizon)
骨を構成しているカルシウムやミネラル類の量を測定して、骨の強度を調べる検査です。
骨粗しょう症や骨折のリスクを判定するのに役立ちます。