帯状疱疹ワクチン
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◆帯状疱疹ってどんな病気?
「帯状疱疹」、このあたりでは「胴巻き」と呼ぶ人も多いようです。ある日、突然、体の片側の一部にピリピリとした痛みを生じ、その部分に赤い発疹が出てきます。痛みは非常に激しい場合もあり、また顔や目、耳、頭などに現れることもあります。重症化すると、視力低下や失明、顔面神経麻痺などの後遺症を残すこともあります。「帯状疱疹かな?」と思ったら、早めに受診しましょう。
この病気は、多くの人が子どもの時に感染してその後体内に潜伏している水ぼうそうのウイルスによるものです。加齢や糖尿病、がんなどによって免疫力が低下すると起こるといわれています。特に50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
◆予防するには?
帯状疱疹にかからないためには、日頃の体調管理が大切です。さらに50歳以上の方は予防接種を受けることもできます。
予防接種は任意で、従来行われてきた「水痘生ワクチン」と2020年1月に発売された「シングリックス」の2種類があります。それぞれ長所・短所があります。
水痘生ワクチン | シングリックス | |
種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 | 2回 |
効果 | 帯状疱疹の発生率が 51%減少 |
帯状疱疹の発生率が 50歳以上で97%減少 70歳以上で90%減少 |
効果持続期間 | 3-11年 | 少なくとも9年 |
副反応 | 注射部位の痛み・腫れ、発疹 かゆみ、発熱、アナフィラキシー等 |
注射部位の痛み・腫れ、発疹 発熱、アナフィラキシー等 |
費用 | 8,350円(税込) | 22,000円(税込)×2回 (計44,000円) |
対象 | 50歳以上の方 | 50歳以上の方 帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方※ |
※帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる方とは、以下のような状態です。
- 疾病または治療により免疫不全である方、免疫機能が低下した方または免疫機能が低下する可能性のある方
- 上記以外で、医師が本剤の接種を必要と認めた方