腹部超音波検査(腹部エコー)
肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈を対象とする画像検査です。超音波を用いて行います。レントゲン検査ではなく、被ばくはありません。
通常の血液検査ではわからない各臓器の腫瘍や結石等を描出することができ、内臓に関する情報が増えます。
◆当院では、日本超音波医学会認定の超音波検査士(消化器領域)2名を中心として、臨床検査技師が担当しています。
◆この検査の方法
前日夜9時までに食事を済ませ、以降は絶食してください。水分は水であれば当日も飲んでいただいても結構です。検査室のベッドに寝ていただき、仰向けや横向きになっていただきます。おなかの皮膚に検査用ゼリーをつけて、超音波の機械を当てて検査します。
◆この検査でわかるおもな病気・病変
- 脂肪肝
- 肝臓がん
- 胆のうがん
- 胆のうポリープ
- 各臓器ののう胞 等
◆この検査の限界
消化管ガスの影響や体型によって、描出が難しいことがあります。また検査がくすぐったい等で体動の多い方は、正確性を欠くことになります。