プレコンセプション健診
妊娠前の20歳・25歳の女性の方へ。
女性ならば生理について悩んだ経験は一度はあるのではないでしょうか。ひょっとすると毎回憂鬱な方や、そもそも生理って何?という方もいらっしゃるかもしれません。正常な生理は健康の証とも言えますが、困っていても他人に(もしかしてお母さんにも?)相談しにくい面があり、放置するしかない方もおられるのではないでしょうか。
一方、最近は、不妊やハイリスク妊娠が増加しています。それは若いうちに生理について無関心だったことが影響することがあります。
◆プレコンセプションケアとは?
「妊娠前の健康管理」という意味です。当院では、プレコンセプション健診として、皆さんが専門の婦人科の医師に相談しやすくしたいと思っております。将来妊娠するかしないかにかかわらず、「生理は困るな」「生理は順調だと思うから健診なんて早いんじゃないかな」と思われる方にも受けていただきたいです。なぜなら、婦人科の医師のアドバイスで、生理がちょっと楽になるかもしれないから。それに不妊やハイリスク妊娠といったリスクを減らせるかもしれないから。
「自分には関係ない」と思いすぎないで、自分の健康状態を知り、婦人科の医師に気軽に相談してみましょう。
◆この健診は何をするの?何が分かるの?
婦人科では生理についての相談や、子宮・卵巣を超音波検査で確認する等を行います。超音波検査は、医師や看護師と相談していただき、おなかの上から機械を当てるか、膣の中に機械を入れるか、どちらかで行います。必要がある方は、性感染症の検査も行います。これにより、子宮や卵巣に病気を抱えていないかがわかり、病気の場合は速やかに婦人科による治療につなげることができます。
また、検尿・血液検査にて肝臓や腎臓・糖尿病等の関連の検査、風疹抗体価検査、甲状腺機能検査を行います。
さらに健康管理に必要な、食事のとりかたや運動等の保健指導を行います。